1歳6か月児健診でよく聞かれるシリーズ:『歯科検診って定期的に行った方が良いですか?もうみんな検診に行っているんですか?』

健診でよく聞かれるシリーズをやってみようと思います。1歳6か月児健診・2歳6か月児歯科健診・3歳6か月児健診で分けてお届けするシリーズにします。

このシリーズは私の経験を基にした個人的な意見になります。私自身が経験して感じたこと、医学的なことを踏まえて、いつも健診では保護者の質問に答えています。経験豊富な保健師さんはたくさんいるおり、自分に合ったアドバイスを聞けるかもしれないので、是非健診でお話する保健師さんに聞いてみてくださいね☆

目次

歯科検診ってみんなこの時期に行ってるんですか??

1歳6か月児健診で初めて歯科検診を経験するお子さんは多いかと思います。1歳6か月児健診で「歯科の先生に何かお聞きしたいことはありますか?」と聞くと、様々な質問が出てきます。恐らくなのですが、『1歳6か月児健診であるということは、この年齢でも歯科検診を受けるんだ』ということに気付いた保護者の方が、「歯科検診っていつからみんな行ってるの??」「行ってて当たり前なの?」「定期検診に行く必要があるの??」という質問をされます。

私が健診で仕事をしている感覚では、あまり検診は受けていない印象

1歳6か月児健診では、みんなに「定期検診を個人的に行っていますか?」とは聞かないのでわかりませんが、2歳6か月児歯科健診ではお聞きしている市町村もあります。2歳6か月児歯科健診で聞いた感覚では、やはり個人的に定期検診に行かれている人は全体の半数に及ばず、、、という感じです。なので1歳6か月児健診で個人的に定期検診に通われている人は更に少ないかな…と思います。

そもそも定期的に歯科検診に行った方が良いのか??

定期検診に行った方が良いんでしょうか??という質問をされますが、もちろん行くに越したことはないと思います。虫歯予防のフッ素も塗ってもらえ、歯に異常がないか見ていただけますので、行った方が良い、という話になるかと思います。歯科衛生士の友人がいたので、聞いてみたことがあるのですが、「歯が生えてきたら塗る」「歯がたとえ1本しか生えてなくても塗りに行く」と言っていました。だいたい生後6か月頃くらいには歯が生えてくるので、その友人は生後6か月頃に子どもを連れてフッ素を塗りに行っていました。それに倣い、私も我が子は歯が生えた生後6か月頃に塗りに行っていました。

どれくらいの頻度で行くのか?

どれくらいの頻度で定期検診は行った方が良いのか?という質問もありますが、だいたいフッ素の効果が保てるよう、3か月に1回の歯科医院が多いのではないかと思います。3ヶ月に1回ですが、子どもを連れて行くのは大変ですよね。特に3歳になるまではなかなか口も開けてくれないので大変ですし、3歳くらいになるとたいてい就園していることもあり、検診に行くチャンスが減ります。3ヶ月に1回というのは地味に大変ですが、少し時期がずれてでも、歯科検診には通った方が良いと思います。

歯科検診のメリット

大人も歯科検診は、行ってる方と行っていない方と分かれますよね。なんとなく、そこまで歯科検診って身近に感じないかもしれませんが、歯周病などの歯の病気は体にも影響してくるので、歯を健康に保つことは重要です。最近は歯科検診に市町村の補助が出ることもあるので、是非お住いの市町村で歯科検診が補助の対象かどうか、確認してください。

子どもにとってのメリット

子どもだし、まだ定期検診なんて行かなくていいんじゃない??と思いがちですが、子どもが受けるメリットはあります。最大のメリットはフッ素を塗って虫歯予防ができること。フッ素を塗ったから大丈夫ではありませんが、フッ素は歯を守ってくれる見方です。そしてもう一つのメリットは、歯科診察に慣れること。歯科診察に慣れるというメリットは、虫歯ができて治療しないといけないときに、スムーズに治療ができるかどうかという点です。虫歯ができて、治療しなければならないという時に、診察台に登れず治療ができなくて「まず慣れましょう」という感じでは治療が遅れてしまいます。治療が遅れると虫歯がひどくなってしまう可能性もあるので、虫歯ができたとしても、スムーズに診察台に上がれるのは、重要だと思います。

歯に関する余談:フッ素のこと

健診をしていて、虫歯予防でフッ素塗ってもいいですか?とお聞きすると、「子どもにフッ素は塗りたくありません」という方がいらっしゃいます。100人くらいの健診で1人居るか居ないかくらいの印象です。フッ素=添加物とか毒などのイメージをお持ちの方がいらっしゃいますが、そうではありません。歯科に関する正しい情報発信をしていらっしゃる『トンデモ歯〝スターズ』とおっしゃられる歯科の先生方が、わかりやすく情報を発信していらっしゃるので、気になる方は是非読んでみてください。

また、普段使用している歯磨き粉にはフッ素が入っていた方が良いとされています。でもどれをどう選んだらいい?どれくらい付けたらいい?と悩みますよね。そこで紹介したいのが、X(旧Twitter)でこちらの歯科の先生が視覚的にわかりやすく情報発信をしていらっしゃるので、是非見てください。

ちなみに歯磨き粉を見ても、フッ素の濃度がわからないものがあると思います。フッ素の濃度が書いていないのでわからない=適したフッ素量が入っていない可能性があるので、きちんと〇〇〇ppmと書かれているものを選びましょう。我が子は電動歯ブラシを使用しているので、研磨剤がないジェルタイプのこちらを使用しています。とてもいい感じです。

大人も電動歯ブラシを使用しているので、こちらのクリニカを使用しています。以前はコンクールジェルというものを使用していましたが、歯科衛生士さんにフッ素が950ppmしかないので助言をいただいてこちらのクリニカに変えました。

育児や医療の情報は様々な情報が流れてきます。情報が不確かで、不安な時は、かかりつけの病院で相談したり、健診で確認したり、してみてくださいね。

正確な情報をつかんで、自信をもってみなさんが育児できるように、今後も情報発信できたらと思います。

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