健診でよく聞かれるシリーズをやってみようと思います。1歳6か月児健診・2歳6か月児歯科健診・3歳6か月児健診で分けてお届けするシリーズにします。
このシリーズは私の経験を基にした個人的な意見になります。私自身が経験して感じたこと、医学的なことを踏まえて、いつも健診では保護者の質問に答えています。経験豊富な保健師さんはたくさんいるおり、自分に合ったアドバイスを聞けるかもしれないので、是非健診でお話する保健師さんに聞いてみてくださいね☆
卒乳っていつまでにした方が良いのか?
健診をしていると、1歳6か月児健診や2歳6か月児健診でよく聞くのが「卒乳っていつまでにした方が良い?」という話です。卒乳に関しては基本的に、

1歳を過ぎて、保護者の心の準備ができたら卒乳をしてもいいのではないでしょうか。
と答えています。なぜなら、
- まだまだ栄養が気になるので、授乳をしてあげたい
- もう今後出産することはないので、最後の子どもだけはもう少し授乳したい
という方が多いからです。
1歳を過ぎたら、基本的には食事から栄養を摂る
離乳食が順調にいっている場合は、基本的に食事から栄養を摂ります。なので1歳を過ぎたら3食の食事にプラスして、牛乳やおやつで補完しながら、必要な栄養やエネルギーを摂るので、母乳やミルクやフォローアップミルクは必要がないと考えられています。なので、授乳やミルクは基本的には必要はないと思います。
授乳やミルクはスキンシップなる
とは言っても、授乳やミルクをあげることは保護者と子どものとても素敵なスキンシップになります。なので保護者がしたいのであれば、是非してもらって良いのではないかと思います。
注意点としては、年齢が上がるにつれて卒乳しにくくなる
授乳に関しては、1歳6か月くらいであれば、まだ卒乳しやすいと思いますが、2歳6か月くらいになってくると、子どもも賢くなってくるので、すこし卒乳のやめにくさが出てくると思います。体力も増えてくるので、授乳を拒否した時のグズり具合が凄かったりします(子どもの性格にもよると思いますが)。
なので目安としては、1歳~2歳くらいにはやめるのが一番やめやすいかと思います。
フォローアップミルクは必要?
たまに授乳に関する所で、フォローアップミルクは必要なのか?という事を聞かれますが、フォロアップミルクは、通常の成長であれば必要はありません。こちらの栄養士さんが、とてもわかりやすく記事にしていらっしゃるので、見てみてください♡


卒乳の方法
私の場合は、子どもが0歳児クラスからの入園で、1歳前後あたりで卒乳をしました。この時期にすると、子どもが何が何だかわかっていない時期なので、授乳を求められることはなく、スムーズに卒乳をしました。卒乳に一番必要なのは、保護者の心の準備です。保護者が卒乳に迷う気持ちを持っていると、卒乳が上手くいかなくなった時にしんどくなるので、保護者の気持ちが整ったら決行しましょう。
スムーズに卒乳ができなさそうな時によくある卒乳の方法としては、
- 胸に「へのへのもへじ」の顔を描くと、怖くて授乳を求めなくなる
- 絆創膏や傷パワーパッドを貼り、授乳を物理的にできなくする
というところです。これでごまかせるのであれば良いのですが、難しい場合もあります。その場合は恐らく年齢も上がってきている時期かなと思うので、
- カレンダーで卒乳の日を決めて(子どもが理解できなくても良い)、「後〇日でおっぱいはバイバイだよ」と子どもの心の準備をしながらカウントダウンをする
- 指吸い予防の苦いクリームを乳首に塗る
という感じでお伝えはしています。
それでも難しいことはあるかなと思います。その時は「卒乳のタイミングじゃなかったのだな」と思って、一旦諦めて、1~2か月後くらいにまたチャレンジして見てください。



卒乳はとてもしんどいので、パートナーの協力も必要です。パートナーの方も支えながら、一緒に卒乳を乗り越えていただけたらと思います。
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