子育てをしていると、ふとした瞬間、自分の育児はこれでいいのだろうか?と立ち止まること、ありませんか?この関わり方で良いのだろうか、子どもに自分の理想を押し付けていないだろうか、注意の仕方はこれでいいのだろうか…子育てをしていると、不安になることがあります。例えどのような専門職であれ、我が子のことになると客観視できなくなる時があり、迷うことはあります。
一度、「甘やかしすぎ」と他人に怒鳴られたことがある
私も一度、とある施設で初めて会ったスタッフの人に「子どもを甘やかしすぎ。子どもに関わりすぎている。」と怒鳴られたことがあります。子どもの目の前で、そのスタッフの方が暴言を吐いている状態で、立ち向かったところでこの人には理解してもらえないだろうなと即座に判断し、私は反論せずさっとその場を去りました。私はスタッフの人が言う「甘やかし」に関しては、悪い意味の甘やかしではないと思っていましたが、一瞬「私の関りはこれでいいのか?」という思いが一瞬出てきました。
自分に自信を持って育児ができるように読んでほしい『子どもの心の育て方』
この本は今は亡き児童精神科の佐々木正美先生が書かれた著書で、子どもへの接し方や成長への考え方などが書かれています。ふと私自身に心の余裕がなく、この本を読んで子どものマイナス面を捉え過ぎてしまっていたな…と反省することもありました。佐々木先生が保護者へ「大丈夫だよ」語りかけてくれる感じの本です。保護者も少し肩の荷が降りて、癒されます。
この本を読んで、「甘やかしすぎ」という言葉に傷付いたけれど、癒された
特に未就学児にとって、保護者の役割は子どもが安心して過ごせるような安全基地を作ることだと思っているので、できるだけ丁寧に関わることや、子どもが不安な時にそばにいるのは決して悪いことではないですし、スタッフの方が考えている「甘やかす」という事ではないと思います。そう思い直せたのは、この本のおかげだと思います。世の中には様々な考えの方がいるので、たまに何も自分たちのことを知らない人から厳しい意見を言われることや、的外れな意見などを言われることがあります。少し前までは私も真に受けて、「自分の育て方が悪いのだろうか」などと深く傷ついてしんどくなったりイライラしたりしていました。最近になってようやく、このような時は「あー…事故に遭ったなぁ」と思うことができるようになりました。悩んだ時は、専門の先生がおっしゃられていることなどを本などで確認して、傷つけられた保護者の心をきちんと癒してください。
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