転々と引越しをして知った、市町村によって子育ての支援体制が違う事

今年度に入り、我が家は新しい生活環境で過ごしています。引っ越しを重ねていくと、市町村によって子育ての支援体制は違うんだなぁと感じます。市町村によって一長一短ですが、市町村の大きさ関係なく、同じような支援体制であることがとても理想ですね。

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各市町村の子育て支援

今まで中核市で2か所、小さい市町村で2か所と合計4か所の市町村で子育てや子育て支援の仕事を経験してきました。短期間での転勤が多いので、その市町村を熟知しているわけではないですが、子育て支援をする側・受ける側として、本当に市町村によって体制や関わり方が異なるのを実感しています。
異なる点として

  • 妊娠・出生時だけでなく転入時からも子どもに対して関わりを持とうとする市町村と、市役所で事務員の方がサラッと書類を渡して終わりという市町村がある
    →転入時は必ず保健センターに寄らねばならず、そこで保健師との面談があり、必要な支援があれば地区の担当保健師に繋いでくれる市町村がある
  • 病院などの健診で何か少しでも異常があれば連絡をくれる市町村もあれば、病院が見てくれているので保健センターとしては介入しないという市町村がある
  • 保健センターの健診で、小さなことでも何か不安なことやしんどいことがあれば後日電話をくれる市町村がある
  • 産前産後の利用できる制度の線引きの緩さが市町村によって違う
    →一見書面的には同じ条件下でも、市町村によって利用可能だったり利用不可だったりする

大きい市町村だと、対象の住民が多すぎて、保健師の細やかな支援というのは、正直難しいと思います。保健師も人数が限られているので、必死に仕事をしても、難しいんです…。限りある財政の中で、住民全員が制度を利用というのも、難しいんです…。私は仕事で小さな市町村から大きい市町村へ変わったので、少し戸惑いを感じながら支援をしています。ちなみに、逆に第一子を出産したときは本当に何も支援がなかったのですが、第二子の時はがっつり子育て支援をしてくれる市町村だったので、とても安心していました。どこに行っても同じ支援を受けれるというのが本当は理想ですが、難しいですね。

保育園の子育て支援

保育園も市町村によって、考え方がガラリと変わるので、支援体制が違うなと思います。

  • 加配制度が付けれやすい市町村もあれば、つけにくい市町村もある
    →加配制度は補助金などが関係してくるので、財政によって違うのかな…と思っています
  • 仕事がお休みの日に快く預かってくれる市町村もあれば、仕事の時は休んでと言われる市町村もある
    →ここに関しては公立の保育所や幼稚園・認定こども園などです。民間園に関しては、民間園がその方針を決めます。

現在公立の保育所に通っていますが、「仕事以外では預からない」というのが今住んでいる市町村の考えなので、正直辛いです。仕事で忙しい分、仕事が休みの平日は子どもと過ごしてくださいと今の保育所では言われ、「仕事で忙しいから、保護者もたまには休んでね」というのが以前通っていた保育所の考え方だったので、ぬるま湯からの水風呂に入った気分です(笑)これは市町村の規模によるものではなさそうです。大きい市町村でも「保護者は休んでいいんだよ。保育所は家で経験できないことを経験できる場所だから、毎日きちんと連れてきてね」というところもあるので、おそらくその土地柄なのかな…と思います。都会は結構保育園の預かりに関して大らかな傾向がありそうですが、核家族が多く、共働きも多いからでしょうか…。ただ、保育士さんの業務はとても膨大で負担が多い割に、お給料の低くしんどい仕事なので、保育士不足という状況でもあるので、仕方のないことと思っています。子ども自身も保育園でとても頑張っていますし、たまには休みが欲しいですよね。

市町村の大きさ関係なく細やかな子育て支援があればいい

市町村を転々として思うのは、市町村によってメリット・デメリットはありますが、子育て支援としてはどこの市町村に行っても同じような体制が良いなと思います。理想ですが。私としては、現在住んでいる市町村より、前住んでいた市町村の方が子育て支援が手厚かったので、今はその有難みをひしひしと感じています。
転勤族で子育てしている方は、その行く先々の市町村の考え方が違ったりすることもあるので、戸惑ったりすることもあるのかなと思います。妊娠・子育て家庭へのの伴走型相談支援も始まり、どこの市町村でも支援が手厚くなりつつあります。自分の子どもが親になるころには、手厚い子育て支援が当たり前の世の中になったら良いなと思っています。

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