いつからお箸は持てたらいいの?~年長になってもなかなかお箸が持てなかった我が子に試した方法~

我が家の第1子は手先の不器用があるのですが、文字を書いたりお箸を持つのは通常より遅いだろうなと思っていました。予想通り少し遅めでした。お箸に関してはその子のタイミングで持てるようになれば良いとわかってはいるものの、一つ年下の第2子がすでに持てるようになり、小学校を見据えて少し焦りを感じていました。今回はそんなお箸のお話で、お箸を持てるようになるまでに色々試した話です。

目次

第1子の成長のペースに合わせて進めていく

第1子は歩き始めや言葉の出始めが少しゆっくりめだったので、全体的に発達はゆっくりだなと思いながら成長を見守っています。ただ、小学校を目前にすると、私も焦ってきます・・・。けれど、嫌なことを無理にさせようとは思っておらず、第1子のペースで楽しく学んでくれたらと思っているので、練習を進めつつ、断念したことは何度もあります。保護者が焦ってイライラして「はい!頑張って!お箸もてないの恥ずかしいよ!」と怒っても、恐らく子どもへの効果は薄いと思います。なので「焦らなくていい」と自分に言い聞かせながら子どもと接しています

作業療法士さんの相談に入り、お箸の相談をした

第1子が年少になる直前、保育園の生活発表会で第1子の体幹の弱さを知り、それがきっかけで2度ほど作業療法士さんの相談に入ったことがあります。筆圧の弱さも気になっていたので、筆圧の弱さと、それに伴いお箸も持てるようになるのが遅いのではないかという不安を伝えたことがあります。そのときに作業療法士さんから

  • お箸を持てるようになるのは、年長くらいからでいい
  • 早めに持てるのが良いわけではなく、正しい持ち方ができるようになるのが大切
  • それまではスプーンを正しく持ってくれたらOK
  • 早い子なら年中からお箸を使ってくれてもいいけれど、無理強いはしない
  • エジソン箸は手の操作が違うので使うことはおススメしない

とアドバイスをもらいました。そこから2回目の作業療法士さんの相談へ、年少の終わりぐらいの時期に入りました。そのころ、保育園でお箸を使える子は持ってきていいというお知らせが入り、お箸を上手に使えるお友達がいたため、お箸を持ちたいという気持ちが第1子に芽生えてきました。それを伝え、自宅でどう練習したらいいか聞いたところ、百均で売っているふわふわした小さなひよこのおもちゃを使って練習を見せてくれました。遊びの中で取り入れていってね~と言われたのですが、そのひよこのおもちゃが見つからず、自宅では代わりになるようなおもちゃで練習しようと試みるもせず、断念しました。お箸で物を摘まむことはできないものの、保育園ではお箸を使いたがるので、保育園の先生から「そしたら子どもの気持ちに合わせて白ご飯だけチャレンジします」と言われ、なんとかスプーンも併用しながら白ご飯は食べていたようです。

保育園を転園し、その園ではお箸は年長からだった

その後、夫の転勤で引っ越しに伴い、転園した保育園では「お箸は年長から」という方針で、年中だった第1子は保育園では全くお箸を使用しませんでした。年中なのでまだ練習しなくていいかな~っと思っていると、年少の第2子がお箸を持ちたがり、正しい持ち方ではないものの、お箸を使ってご飯を食べれるようになりました。第2子はマウントを取るかのように「○○(第1子)はまだお箸使えないね」というようになり、第1子が悲しそうにするので、少しずつ練習していこうかな…と思うようになりました。

お箸が持てるように試してみたこと

お箸が持てるようにいくつか試したことを紹介していきたいと思います。

動画を活用する

この動画はお箸の使い方が歌とともに流れてきます。お箸を鶴のくちばしでイメージしており、お箸をどう動かしたらいいのかというのを子どもも楽しく理解してくれる動画になっております。

そしてこちらの動画はお箸の練習の仕方がわかりやすく説明されているので、子どもがどう練習したらいいかというのが理解しやすいです。

ネットで様々な方法を試してみた

恐らくお箸の練習は悩んでいる保護者が多いだろうと思って、ネットで検索してみたりして試したのが、

  • 輪ゴムで指とお箸を固定したりする方法
  • ティッシュなどをくしゃくしゃに丸めて摘まむ遊び
  • 好きなキャラクターのお箸を買って意欲を上げる
  • 好きなおやつやフルーツで練習

一通りネットに出てくる方法でしてみたのですが、これといって効果のあった方法はなく…お箸1本で上手に練習はできるのですが、2本にして摘まむとなると難しい様子でした。

そんなこんなで結局私の心に余裕がある夕飯時にお箸をもって練習するようにしていたのですが、一向に摘まむことができる様子がない…と思っていたのですが、外食で割り箸を使用したのをきっかけに様子が変化しました。

割り箸が滑りにくく使いやすいらしい

外食時、普段なら「お箸は使えないだろうな」という私の先入観があり、お店が出してくれる子どもの割りばしを使用する機会がなかったのですが、たまたま外食時に割り箸しかなく、ふと自分から持って使ったのがきっかけでした。中華を食べに行っていて、ラーメンをすくい上げていたのですが、上手に持てたの嬉しかったようで、「わ!お箸持てる!すごい!?」と話しかけてきてきました。『割り箸なら滑らずに使える』ということでお箸を使う自信が出てきたようです。それ以降、家では子どもの割り箸を買い、使用しています。できなかった好きなお菓子を摘まむことも、割り箸でなら摘まめています。もう少し慣れてきたら、プラスチックのお箸に変えようと思っていますが、本人の意向に沿いながら変えていきたいと思います。

作業療法士さんのブログなどがとても参考になる

手先のことに関しては、とても作業療法士さんの情報は勉強になります。人によってさまざまな引出しを持っていらっしゃるので、例えばお箸の持ち方であれば「お箸 練習 作業療法士」と検索すると、ブログや動画で説明されています。例えばこの作業療法士さんのブログは、お箸の練習に関してとてもわかりやすく説明されています。

動画で検索すると、こちらの作業療法士さんの練習の仕方などがとてもわかりやすくチャレンジしやすいなと思いました。

その方法で絶対にできるようになるというわけではないので、様々な方法でチャレンジできるよう是非ブログや動画を覗いて、色々参考にしてみてください。

お箸の練習は無理強いせず、その子のペースに合わせる

稀に幼稚園や保育園で「〇歳までに持てるようにしてください」と低年齢で持たせようとする方針の園がありますが、そこまでして使用ものではないと思っています。できる子はしてもいいと思いますが、正しく持たずに慣れてしまうと、正すときにしんどい思いをしてしまうので、手先の発達がきちんと整った状態でするのが良いと思います。保護者に取ったらお箸の練習はとても根気が要ります。長い目でみながら、子どもと一緒に練習できたらと思います。

ちなみに私自身、正しいお箸の持ち方はできていません。それに気づいたのは保育園看護師をしていて昼食時に保育士さんに指摘されたのがきっかけでした。正しく持とうとしても20年間していたお箸の持ち方が馴染んでしまっていて、正しく持つと食事がしんどいので、もう良いかなぁと思っています。もちろん正しい持ち方をできるのがベストではありますが、お箸や鉛筆の持ち方が多少間違っていても、食事や勉強に差し支えなければそれで良いかなと思っているので、第2子は本人がお箸の持ち方を直したいなら直せばいいかなと思っています。

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