幼児が受ける心電図検査ってどんな感じ??~入眠中に子どもの不整脈を見つけ、嫌がってなかなか心電図検査を受けれず、試行錯誤してなんとか受けれた話~

入眠中に子どもの不整脈を見つけました。子どもは3歳だったのですが、号泣でうまく検査ができず、その時にどうしたら検査がうまくできるか悩んだので、少しその話をできたらと思います。ちなみに検査したのは大人でも健診でよくする12誘導心電図と、ホルター心電図(小さな機械の心電図を装着して24時間心電図をとる)というものでした。

目次

不整脈を見つけたのが、入眠中だった

通常なら乳幼児健診や、病院での診察で不整脈の指摘を受け発見するものだと思いますが、我が子の場合は、入眠中にたまたまアトピーでぬり薬を胸に塗っている時でした。ふと、あれ?脈が飛んでいる…?と気付き、夫に一緒に確認をしてもらいました。「トン、トン、トン・・・・トン」という感じで、何度聞いてもそのリズムで、その晩は気になって眠れませんでした。子どもが起床し、胸の音を確認したけれど、不整脈はありませんでした。今までの健診で不整脈を指摘されたことはなく、一度手術も受けており、その時も不整脈の指摘を受けなかったので、大丈夫だとは思ったのですが、不安だったのでかかりつけの小児科へ行きました。病院へ行く前に、こんな感じでシールを貼るんだよ~とキャラクターのシールを胸につけ、遊んでいました。

かかりつけの小児科へ行ったが、号泣で検査不可能だった

たまたまかかりつけ医が循環器を専門にしている先生だったので、胸の音を確認し不整脈はなし、12誘導心電図を取りましょうとなったのですが、子どもは泣いて暴れ、検査できませんでした。翌日に24時間ホルター心電図をつけましょうとのことで、いったん帰宅し、家でシールと紐を使い、心電図をこうやってつけるんだよ~っと翌日までに何度か練習しました。

そして翌日、病院へ行ったものの、我が子は部屋に入ろとせず、号泣でした。小児科勤務の経験が私は無かったので、予防接種や採血と同様に、無理強いにはなってしまうけれど固定したら心電図を付けてもらえると思っていました。医師からは「これだけ泣いていたら心電図を付けられない、テープでしっかり固定するから泣いていたらできない」と言われ、抱っこしながら背中に3つ電極を貼るモニター心電図はなんとか付けれたので、それで確認してもらい、異常なしでした。入眠中だけ不整脈になることはない、気になるのであれば大きい病院を紹介してホルター心電図を取るか、就学前の健診で心電図を付けるのでその時まで様子を見るか、どっちでもいいと言われました。とりあえず一旦診察終了にしたのですが…この先生がこの件で少し怖い対応だったので(引っ越ししたばかりで予防接種でしか行ったことがないかかりつけ医だった)、とりあえずいったん診察終了としました。

他の先生に聞いてみようと違う病院に行ってみた

かかりつけの先生が怖くて一旦診察終了としたのですが、入眠中の不整脈がやはり気になるので、自宅から少し離れた優しくて対応もしっかりしているという噂の小児科の先生の診察を受けました。その先生の見解としては、「診察では不整脈が見られず、緊急性は低いと判断するが、心電図はとっておいた方が安心だと思う。うちではできないから大きい病院に紹介するけれど、子どもに無理やりさせるのはダメだからできる時期がきたら声をかけてほしい。」とのことでした。

心電図の検査を子どもが受け入れるのに半年かかった

そうはいうものの、子どもは心電図が何かわからない恐怖心でずっと心電図の検査は受けないの一点張りでした。ネットで心電図の写真を見せたり、YouTubeで心電図の検査を受けている子どもの動画も見せましたが、拒否でした。2回目に行った小児科の先生には「心電図をする必要性は、話をしたらわかる年齢だから、がんばって」といわれたけれど、一向に受け入れない我が子…そうこうしているうちに、なんとなく私も不整脈を忘れてしまい、数か月が経ちました。ふと珍しく昼寝をしたことがあり、昼寝のときも不整脈があり…また心配になってきたので、子どもに心電図の検査をしてほしいと伝えても拒否されましたが、プリンセスのドレスを買ってそれを着ながらしない?と聞くと、案外すぐにOKが出ました。もちろん心電図で胸にシールを張るため、ワンピースは着れないので、ジャスミンの洋服で交渉すると、OKだったので、ジャスミンの服を購入し、検査に臨みました。

受診までに心電図の練習をしたいと思ったけれど、子ども用のホルター心電図がどのようなものなのかわからなかった

ジャスミンの服で、恐らくすぐに終わる12誘導の心電図はスムーズにとることができると思ったのですが、ホルター心電図は24時間装着なので、1回目に受診した小児科の先生が言う「テープでしっかり固定をする」というのがどれくらいなのか気になりネットで検索するも、写真が出てこず…仕方がないのでお菓子の缶と紐とテープでホルター心電図を再現し、肩にかけながら練習をしました。ちなみに12誘導心電図は手足のクリップを大きめの洗濯ばさみで再現して練習しました。

受診当日、思ったよりスムーズに検査ができた

安心させるために、今回は夫も一緒に受診し、検査もついてきてもらいました。ジャスミンの服はさすがに自宅から着ていくのは少し私が恥ずかしかったので、心電図の検査のときに着ようね、と約束しました。意外とバタバタと診察から検査の流れだったので、結局ジャスミンの服は着ずに検査をしました。12誘導心電図は問題なくクリアし、大人だと手足のクリップだと思いますが、子どもの場合は胸に張るようなシールだったので、嫌がらずに貼れ、終了しました。ホルター心電図は「4つの電極のシール+機械はお腹に巻くゴムで固定」でした。1回目の病院で「テープをしっかり貼る」と言われたので、ぐるぐる巻きにシールを貼られるのかと思っていましたが、案外普通のテープでした。

ホルター心電図装着後、シールが痒い、機械がお臍に当たって嫌だと言い、シールを剥がそうとするので、病院のトイレでジャスミンの洋服を着て、お臍部分には絆創膏を貼り、難を凌ぎました。そこからは意外と気にならずに過ごし、24時間心電図を装着することが可能でした。

子どもの検査には事前の声掛けと体験が必須

あまり検査などをしたことがない子どもだったので、こんなにも検査って大変なのかとしみじみと感じました。心電図を受ける未就学あたりの子どもさんの参考になればと思います。ちなみに検査の結果としては、不整脈はあるものの、経過観察となりました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次