保健センターには保健師以外に色々な職種がいるんです~多職種と連携して、色々な相談にのってます~

私たち保健師は、基本的に保護者や子どもの身体的・精神的な健康上の相談に乗っています。
保護者の相談を聞きながら、アドバイスできるところはしますが、範疇を超えた部分に関しては、他の専門職と連携しながら相談を受けます。

目次

保健センターにはどのような職種がいるのか?

保健センターには様々な職種がいます。助産師・看護師・栄養士・保育士・臨床心理士・作業療法士・理学療法士・言語聴覚士・医師・社会福祉士・精神保健福祉士などがいます。市町村によって雇用形態はさまざまで、そもそも保健センターにいない職種もあったりしますが、いろんな職種が活躍しています。保健師としては、相談を受け、その内容によって様々な職種につないでいます。

身体的な面で関わる職種

身体的な面で子どもの相談を受けた場合、医師・理学療法士・作業療法士などにつなぐことが多いです。疾患として気になるのであれば医師を、生活動作が気になるのであれば、理学療法士や作業療法士を、というように紹介しています。

精神的な面で関わる職種

精神的な面で子どもの相談を受けた場合は、主に臨床心理士・医師などを紹介しています。精神的な面というのは、未就学児の子どもであれば成長発達面、小学校以降の子どもであれば情緒面なども含めて相談を受けています。

子どもの成長を促す親子教室など

少し成長がゆっくりな子どもに対して保育士が関わり、発達を促していく親子教室という名前の教室があったりします。これは子どもだけでなく、保護者も一緒に参加することで、子どもへの関わり方や、家での困りごとなどを解消したりする場になっています。たいていの市町村ではこのような教室をしているのではないでしょうか。

子どもの相談員の存在

保健師は相談員という社会福祉士や精神保健福祉士などの免許を持っていたりする方々とも連携しながら相談に乗っています。相談員は主に家庭の経済面や養育面など、保健師の範疇を超えてくる様々な相談にのっています。

  • 予定外の妊娠で、出産費用はどうしよう。
  • 今の生活が経済的に厳しい
  • 夫婦の不和
  • 離婚を考えているが、今後の生活はどうしていったらいいか
  • パートナーからのDVを受けている
  • 子どもに手をあげてしまった


など生活面で様々な相談にのっています。

上記のような相談が混じってくると、私たち保健師の職では対応できなくなってくるので、相談員を紹介し、保健師も一緒に相談を聞きます。相談員と一緒に訪問してもいいですか?と言うと、少し構える保護者がいます。それは当たり前だと思います。「相談員?何する人?」と思いますよね。相談員は生活の中で困ったときに、保護者から話を聞き、様々な知識を提供してくれるので、保護者や子どもが困ったときに、強い味方になる存在です

保健師は様々な職種を紹介して連携するのも仕事です

保健師から他の専門職を紹介されたときに、「そこまでは必要ないかな…」と思われるかもしれませんが、子育てに限らず、生活する上で様々な知識や手段を入手して自分の中に持っておくことは、非常に大事だと思います。その時は利用しなくてもよいかもしれませんが、後々必要になることもあります。是非、保健師からの紹介があれば、「少し聞いてみようかな」と思って耳を貸していただけたら嬉しいです。

子育てに困ったら、お気軽に保健センターへ相談を!

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