保護者と保健師の壁① 保健師という職の存在

普段から思っているのですが…
「保護者と保健師の壁って高い」と思いませんか?
「そもそも保健師って何??」と思いませんか?コロナで保健師が知られるようになりましたが、それでも具体的にどのような仕事をしているかというのは、あまり周知されていないかもしれません。
私がこの仕事していなければ、何かきっかけが無い限り、知らなかったと思います。

保護者と保健師の関係が「気軽に話し合えるパートナーだったら良いな」と思いながら仕事しています。保健師の利用は皆平等だから、使える資源はフルに使って子育てして欲しいです。

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私の地区の担当保健師がいる


住んでいる地区によって担当保健師がいるの、ご存じですか?基本的に住んでいる地区によって保健師は割り振られており、担当の保健師が決められます。必ず地区の担当保健師はいるのですが、それをどのタイミングで周知するかは自治体によって異なります。母子手帳交付時、出生届時、出生後何か関わる機会ができた時、乳幼児健診時など自治体によって異なります。自治体によって乳幼児健診は、普段から保健センターにいる保健師ではなく、スポットのアルバイトさんの所もあります。なので保健センターとの関わりが乳幼児健診だけであると、なかなか自分の担当保健師にはお会いする機会はないかもしれません。

市町村によってバラバラな保健師の関わるタイミング

みなさんはどのタイミングで保健師の存在を知りましたか?
生まれたときに体重が少なめだった、疾患を持っていた…等で保健師から連絡があって、お会いした方も居るかもしれません。保健師自体に乳幼児健診で会って初めて知った、という方が1番多いのではないかと思います。

仕事でもプライベートでも育児に関わる市町村は4か所目で、4か所渡り歩いて、市町村によって担当の保健師を紹介するタイミングや保健師の存在を知るタイミングもバラバラなのだなぁと思いました。

  • 私が初めて保健師として働き数年勤めていた小さい市町村では、妊娠時と出生時に対象者全員に必ず地区の担当保健師を紹介していました。3歳6か月児健診が終わると、元々関わっていたら別ですが、特に関りがない方は就学まで保健センターが関わることはほぼないので、3歳6か月児健診でも、「何かあったら連絡ください」と担当保健師の名刺を渡していました。
    上記と同じような他の小さな市町村でも働きましたが、その市町村では妊娠届出・出産届出も保健センターに寄り、保健師や助産師が対応していました。4か月健診から3歳6か月健診まで保健センターへ来てもらいました。
  • 中核市で1年ほど専業主婦をしながら育児をしていた時は、妊娠届出も出産届出も保健センターへ寄ることはなく、出産後も1歳6か月児健診まで保健センターへ行くことはなかったので、保健師とは関係が薄い印象の市町村でした。
  • 現在勤めている中核市は、妊娠届出は助産師・保健師・看護師が対応しています。出生届では保健センターへ寄ってもらうことはありませんが、4か月健診から3歳6か月健診まで保健センターへ来てもらいます。

市町村によってどこから保健師が関わるかは様々なんだなぁと思っています。もうじき、妊娠出産などの支援体制が強化されそうなので、保健師の出番が多くなりそうだなぁと思っています。

育児に困ったときは保健師に相談を

育児に困ったとき、不安を感じたとき、どうしますか?
ママ友に聞く、親に聞く、ネットで調べる…色んな方法があると思います。ただ、注意して欲しいのは、育児の方法は医療と一緒で時代によって、変わりつつあります。昔の方法が今も正しいという訳ではありません。逆に新しい情報が、どこまで正確かというのも、今の時代では難しいところです。

「きちんとした根拠があって、その情報が正確に出されているのか」という点に注意して育児の方法を習得していただきたいです。様々な職種が子育てに関わっているので、是非色んな人に育児に関するアドバイスを聞いてください。いろんな人の例として、

  • かかりつけの医師・助産師・看護師・薬剤師
  • 保健センターにいる医師・助産師・歯科衛生士・保育士・栄養士・臨床心理士・言語聴覚士・保健師

などがいます。周りには利用できる資源はいろいろあるので、困りごとや不安な事は周りの資源を使って少しづつ解消していただけたらと思います。

もっと気軽に相談できるパートナーとして、周知していきたいと思います!

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