子どもの置き去りって、ごみ捨てに行く数分間でもダメ?

昔はよく家に子どもを置いて買い物に行ったり、車内に置いて行ったり、「子どもを家や車内に残して親が少しの間どこかに行く」というのは、よくあったと思います。ただ、今はそのような行為はしてはいけないということになっています。車内や家に何分置いて行ったらだめなの?ちょっとごみ捨てに行くだけでもダメなの?子どもが寝てる間なら良くない?って思う方もいらっしゃると思います。

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長時間子どもを置き去るのはダメであることは世間的にはよく知られている

共働きが当たり前の時代になり、以前は祖父母と同居していたことも多かったと思いますが、現在は核家族化になっていき、子どもが体調不良になって登園できずに、仕方なく子どもを置いて仕事に出るという方も稀にいます。また、新生児あたりの子だと、基本的に寝ているし、動かないから目が覚めても危険が少ないというところで1時間だけスーパーに出かけるという方も稀にいらっしゃいます。

長時間子どもを置き去るというのは、子どもの命に大きく関わります。保護者が遊びに行くために子どもを置き去るというのはもちろん論外ですが、たとえスーパーで買い物という生活に必須であるのが理由だとしても、子どもがケガをしたり、命に関わることがあったら、結局どのような理由であっても一緒です。

「室内カメラを付けているので大丈夫です」という保護者の方もいますが、カメラを付けていても、危険な状況を把握した時に保護者がいなければ意味がありません。「何も起こることはないだろう」ということが前提だと思うので、室内カメラを付けていようが付けていまいが、子どもを長時間自宅に置いて外に行ってはいけません。

ごみ捨てに行くその数分だけでも、子どもが事故を起こすリスクはゼロではないし、災害だって起きる

じゃぁ何分なら置いて行っていいのか?という質問をされる保護者がいらっしゃいますが、「たとえ数分であっても子どもを置いて外出するのはダメ」というのが答えです。

「ごみ捨てくらいいいじゃない、ほんとすぐそこにゴミ捨て場があるし、大丈夫」

「上の子をお迎えに行くのに、下の子が寝てしまって、起こしたらグズグズするから置いていく。せっかく寝たところだから勿体ない」

という気持ちはよくわかります。常に子どもと一緒にいる中で、ほんの数分、一人で行動できる時間はとても楽で、解放された気分で、その時間がある意味ちょっとホッとすることもあります。

ただ、その数分の間で、もし子どもが起きて外に出てしまったら、地震が起きて子どもの体の上に物が落ちてきたり、玄関のドアが開けられなくなって子どもの状態を確認できなかったら、不審者が侵入してきたら…と、様々な危険な状態が起こる可能性はゼロではありません。なので、たとえ数分であっても子どもは連れていくべき、というのが答えです。

ほんの少しの時間だから大丈夫という気持ちはとても良くわかる

私が子どもを置きざりにしたことがないかというと、あります。上の子が0歳の時にゴミ捨てするときに1回、自宅に車で帰った際に車に携帯を忘れて携帯を取りに行ったときに1回、あります。ごみ捨てに行ったときは、子どもが昼寝をしていた時で、アパートの2階から1階のゴミ捨て場まで行きました。24時間小さなわが子をずっと見ている中で、その瞬間だけ、肩の荷が下りた感じがして爽快な気持ちだったなということを覚えています。携帯を取りに行ったときは、子どもは起きていて遊んでいたので、早く家に戻らないとという気持ちがあって、逆にしんどかったなと感じたのを覚えています。

今ではものすごく反省していますが、その時は「数分だし大丈夫」と思っていました。ただ、この仕事をするようになり、色々な事故や事故にはつながらなかったけれどヒヤッとした状況は結構あるもので、仕事上よく耳にします。ニュースにならないだけで、私たちが思っている以上にあります。夜中に子どもが出て行く、保護者が上の子をお迎えに行っている間に窓から子どもが出ていく、ごみ捨てに行っている間に子どもにカギを閉められ家に入れなくなって子どもの様子がわからない…など、怪我に繋がらなくても、ヒヤッとすることはいくらでもあります。1つの大きな事故の背景には、300くらいのヒヤッとすることが起こっていると言われています。そのヒヤッとしたことを防がないと、事故が起こります。

子どもを置きざりにして今まで何もなかったのは、たまたま運が良かったと思いましょう、というレベルです。子どもを置いて行ってしまうくらい、保護者の方が疲れている状況はわかります。でも何かあってからでは後戻りはできないので、子どもは数分の間でも連れていきましょう。

子どもの事故は、保護者の隙を突いて起こる

子どもの事故は、保護者が頑張って注意していても起きるときは起きます。最近起こった子どもの事故がこちら。このニュースを聞いて、びっくりした方も多いのではないでしょうか。

小学校1年生の子が、まさか転落するなんてと思いましたが、確かにインフルエンザは異常行動を起こすことが言われているので(※異常行動を起こすのはタミフルではありません)、結果論として確かに一人で置いていくのはリスクがあると思いますが、そこまで事前に考えられる方は少ないと思います。

子どもは常に発達しており、昨日できなかったことが今日できるようになります。保護者が大丈夫であろうと思っていても、保護者が思っているよりも上手く知恵を働かせ、親の事故予防の策を突破してきます。子どもはよく親の事を見ています。子どもが親がいなくて不安になった時、見通しを持つことができない子どもがどんな行動をするかは保護者には想像がつかないこともあります。

そして基本的に心にとめておいて欲しいのは、保護者は自分が思っているより疲れています。まだ頑張れる、と思っていても体も心も疲れていることはあります。疲れているので数分の間、子どもの安全が確認できるのであれば置いていきたい気持ちはわかりますが、保護者の疲れていて隙があるその状況を子どもの事故は突いてくるので、子どもは数分でも置き去るのはやめていただきたいと思っています。

余談ですが、専門の先生がニュースで起こった事故などを解説してくれたり、予防策を教えてくれる【theLetter】

それぞれの分野で専門職の方々がいろんな情報を定期的に読者へ配信してくださる【theLetter】というものがあります。

先ほどののインフルエンザの事故に関して、小児科医のほむほむ先生という方がtheLetterにて配信してくださっていました。小児科医のとほむほむ先生ふらいと先生は、色々な医学から子育てのお話を配信してくださっているので、とても勉強になります。よければ読者になってみてください。筆者によって一部有料にされている方もいらっしゃいます。ほむほむ先生は無料で登録ができ、ふらいと先生は一部有料となっています。私は自分の勉強のためにふらいと先生の有料部分も利用させていただいています。

子どもを置き去らないようにするために

外部から「子どもを数分でも置き去らないでください」とだけ言われても、普段から疲れている保護者からすると、「言うのは簡単だけど、そんなの無理…」となりますよね。ゴミ出しだって「臭うからその時に捨てたい」という思いもありますし、食料が切れてしまって「今買いに行きたい」ということもありますし、「上の子も手がかかるのでできるだけ楽に送迎したい」と思うのは当然だと思います。ただ、その一瞬で事故につながる可能性もあります。置き去らないようにするために

  • ごみ捨ては出勤前にパートナーにしてもらう
  • 買い物はパートナーもしくはネットスーパーを活用する
  • 上の子の送迎にほかの誰かにサポートしてもらう

という方法で対応するしかないと思います。

他の誰かにサポートしてもらうのは、実家や義理の実家の方に手伝ってもらうのが一番費用がかからずにいいとは思うのですが、実家や義理の実家が遠方であったり、関係がそこまで良くない方もいらっしゃると思います。そんな方は、

  • ファミリーサポート(値段は普通のベビーシッターよりは安い)
  • ベビーシッター

等を利用していくのが良いかと思います。ファミリーサポートは自治体によっては、何回か無料の券をくれるところもあったり、ベビーシッターに関しては補助券をくれる自治体や会社があったりするので、一度お住いの市町村のホームページなどを見たり、ご自身やパートナーの会社に確認してみたりして、あるようでしたら、是非活用してみてください。

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この記事を書いた人

病棟看護師と保育園看護師を数年ずつ経験し、保健師として母子保健分野に足を踏み入れ8年目になりました。
プライベートでは、年子の娘と息子がいる2児の母です☆
保護者のみなさんが、ちょっとでも安心して育児ができるように、情報発信できたら嬉しいです!

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