子どもを家でずっと泣かせていたら、通報されて警察が来るの?子どもが連れていかれたり、親が連行されたりするの?

最近、保護者の方から「ずっと子どもが泣き止まなくて…。何をしても泣き止まないときがあって…。泣かせてても大丈夫ですか?泣き声が続いていたら、通報されて警察がくるって聞いたことがあって…」ということを聞かれることがしばしばあります。

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泣き声がずっと続いていたら、本当に警察がくるのか?

泣き声がずっと続いていたら、警察が来るのか?という質問ですが、来るときは来るし、来ないときは来ないと思います。警察が来るのは、誰かが「ずっと泣き声が聞こえて心配」と通報しているから、警察は来ます。周りで誰も心配していなくて、通報しなければ警察は来ません。昔はこのような通報ってなかったと思うのですが、最近は子どもが安全に過ごしているかどうかを確認するために、警察からこのようなお知らせをしています。

なぜ警察が確認する必要があるのかというと、世の中には虐待されている子どもがいるからです。暴言・暴力・ネグレクト(子どもの世話を親がしない)を受けている子どもが、世の中には存在します。その子どもたちが命を落とさないように早期発見しないと、子どもたちが死んでしまいます。100件泣き声で通報があったとして、99件はただ単に泣いてるだけで、でもその中の1件が、保護者から暴力を振るわれて子どもが泣いている可能性があります。その1件を救うためです。その1件のために99件の保護者は疑われないといけないのかと思うかもしれませんが、その1件の子どもの命と保護者のしんどさを救うためには必要なことです。子どもは自ら「暴力を振るわれている」「食べさせてもらえない」などのSOSを出すことは難しいです。家庭内の事情を外から知るのは、かなり難しいので、このような近所の方に協力を求めて、セーフティーネットを張ります。

また、虐待ではないけれど、よく子どもが泣いていて、精神的にしんどい保護者がいたら、その方々をサポートする必要があります。一般的な泣き声で通報される身としては、かなり心理的にダメージがあると思いますが、そこは身の危険な子どもと、育児でしんどい思いをしている保護者を守るためには必要になります。しんどい時は、誰かに助けを求めたらいいじゃない?と思うこともありますが、助けを求めることができなくて、自分で過度に背負い込む保護者の方はいらっしゃいます。誰でもがスムーズに助けを求められるわけではないので、しんどさを確認する必要があります。

警察が来たらどうしたらいいのか?

もし子どもの泣き声が続いていて、警察が来たのであれば、その状況を何も包み隠さず、子どもの状況を見てもらって、泣き続けていた状況をそのまま伝えたらいいと思います。警察の方はこういう通報に慣れているので、虐待が疑われない場合は話を聞いて終わりになります。変に取り繕って、何か隠している?というシチュエーションになると、警察の方も疑心暗鬼になることもあるので、そのままの状況を伝えたらいいと思います。

稀に「警察が来ると警察署に保護者が連れていかれるのではないか」、「子どもを引き取られるのではないか」、という思いをしていらっしゃる保護者の方がいますが、そういうことはまずないと思います。暴力を振るって子どもが怪我をしている、明らかな虐待が見られるなどの場合は別ですが、一般的に子どもへの虐待がなく、ただ単に泣いているだけであれば、そのような事はありません。

泣き声で通報され警察が来た経過がありとても心配、何度も通報されて困っている、などであれば、保健センターに一度電話をして相談するのも一つかと思います。保健師がその状況を把握して、様子を伺うこともあります。

泣き止まないのは、悪いことではないし、保護者のせいではない

保護者があれこれ試した結果、子どもが泣き続けている状況は、別に悪いことではありません。保護者の責任でもありません。子どもは「嫌だ」という方法を泣くことでしか表現できません。特に乳児は「子どもは泣くのが仕事」と言われるように、本当に泣くしかありません。泣いていて、どうにかしようと保護者が頑張っても、泣き止まないときは泣き止まないです。それは保護者の責任ではなく、仕方のないことです。別に泣いてても良いです。かわいそうという思いがあるかと思いますが、子どもには泣き疲れて寝てもらってください。責任を感じる必要は全くありません。一人目の育児の方なら特に感じるかもしれませんが、泣いていることに対して罪悪感を感じる必要はありません。泣いていると、保護者の方はイライラすると思います。人間なので、イライラして当たり前です。イライラした時は、「どうにかしなくては」と思わず、「しょうがない」と思って、そのまま子どもの安全を確保して、時間を決めて心が落ち着くまで別室で過ごすのが良いかと思います。離れないとイライラは止まらず、それが逆に怒鳴ってしまったり、叩いてしまう行動に移行してしまうかもしれないので、イライラした時は子どもから離れて、トイレにでも行ってください。

たまに「泣き続けててかわいそう」という声掛けを部外者からされるかもしれないです。そんな時は「じゃぁ泣き止ましてください」と言って、子どもの対応をしてもらうのもいいかもしれません。保護者が泣き止ますことができない場合、たいてい部外者も泣き止ますことはできないと思います。実感してもらって、部外者には口を閉じてもらいましょう。

泣き止まないときはどうしたらいいのか

よく4か月健診で「何をやっても泣き止まないんですけど、どうしたらいいですか?」という質問をよく受けます。皆さん困っているんだろうなと思います。特に始めて子育てをしていらっしゃる保護者の方はよく困っていらっしゃいます。

第1子の我が子も本当によく泣く子でした。抱っこで寝かしつけてベッドや床に置いたら目が覚めるので、抱っこをしながらソファで寝ていたこともあります。抱っこが多かったからか、後頭部の抜け毛は全くない子でした…笑。寝返りやハイハイもどちらかというと遅めだったので、第2子に比べてよくグズグズしていた印象です。ずっと抱っこをしている代わりに、生後4か月ごろに手首が腱鞘炎になって、ステロイド注射をした経験があります。生後4か月くらいになってくると、出生時の体重の2倍以上になってくるので、抱っこをよくしていると手首に負担がかかります。なので抱っこの頻度が多い方は、できるだけ家の中でも抱っこひもを付けるのをお勧めします。

授乳・おむつ替え等、何をしても泣き止まないときは、

  • 外出して泣き止むなら、ベビーカーや車で外出する
  • 沐浴をして気分転換する
  • 子育て広場に行って、気分転換する

という感じで過ごしていました。わが子は外に出ると静かになるので、よく夕方でも外出していました。田舎に住んでいて、密集している住宅地ではなかったので、泣いたらそのまま外に出て、泣き止むまでぶらぶら散歩に行ってました。家の前の道路でボーっと行き交う車を見つめていたのを覚えています。日中は、近くにイオンモールのような商業施設があり、ベビーカーや車でそのような施設に行って、誰もいない授乳室でボーっと授乳しながら過ごし、お店をぶらぶら見たりして気分転換をしていました。車はあまり好きではなかったようで、長時間になるとしょっちゅう泣いていましたが、生後6か月くらいからディズニーの英語システムの体験版DVDだけは楽しく見ていたので、そのDVDを車で流し、運転しているといつの間にか寝てくれていたので、商業施設の駐車場で子どもが起きるまで車内で一緒に昼寝をしたりして、起きたら買い物をしていたりしていました。

また、お出かけがめんどくさくて、でも泣いてどうしようもない時は、お風呂に入れると泣き止むので、お風呂に入っていました。お風呂と言っても、毎回お湯を浴槽に溜めるのはお金も労力も使うので、新生児期に使用していた沐浴用のベビーバスを使って、キッチンで入れていました。平均1日3~4回くらい入っていて、多い時は5~6回入っている時もありました。

だからなのか、今もわが子はお風呂が好きで、イライラしている時は「お風呂に入りたい」と言って、お風呂に入っています。

ちなみに子育て広場は偶然ですが家の近くにあり、泣いて大変なわが子と向き合うのがしんどかったのと、転勤で見知らぬ土地で知人もいなくて孤独だったため、生後2か月から子育て広場に行ってました。時期的に早いと言われたら早いかもしれませんが、2人以上子どもがいる保護者の方からしたら普通でしょうし、孤独さに押しつぶされるよりかはいいと思っていたので、連れて行っていました。どうしても泣き止まないわが子をスタッフの方が抱っこしてくれ、「お母さんはゆっくりしてて。大丈夫だから。」とスタッフの方が30分ほどかけて根性で寝かしつけをしてくださったときは、本当にありがたかったです。子育て広場でスタッフがお声を掛けてくださるのであれば、そのお声がけに甘えるのも一つかと思います。

子どもが泣きやまないと、保護者はどうしてもしんどくなってしまいます。どうしても泣き止まないときは仕方がないですし、保護者の方が悪いわけではありません。少し距離を置いて対応してみてください。

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この記事を書いた人

病棟看護師と保育園看護師を数年ずつ経験し、保健師として母子保健分野に足を踏み入れ8年目になりました。
プライベートでは、年子の娘と息子がいる2児の母です☆
保護者のみなさんが、ちょっとでも安心して育児ができるように、情報発信できたら嬉しいです!

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