保育園や幼稚園の先生から個人懇談で指摘を受けたり、保育参観で子どもの目立つ様子が見られた時は、どうしたらいいのか?

保育園や幼稚園に入園すると、年に2回程、個人懇談や参観があります。参観に行って、わが子が集団生活の中で保育園の先生の指示が聞けなかった、みんな一緒の事をしている中で、わが子一人だけ違うことをしていた、そんな姿を見てショックだった…ということはあるかと思います。保護者としてはなかなか集団生活を見ることがないと思いので、普段見るわが子の姿と、集団生活の姿が違うことに、ショックを受けることはあります。家では良い子なのに園では大変、家では大変なのに園では良い子にしている、集団生活と家庭での子どもの姿は違うのはあって当たり前かと思いますが、知っておいて欲しいのは、もし園で本人や先生が困っているのであれば、その子にサポートが必要であるということです。

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保育園の参観で、わが子だけが違うことをしていてショックだった

保育参観に行って、わが子がどんな姿なのかなー?とウキウキして見に行ったら、他の子は先生の指示をよく聞いてみんなで遊んでいるのに、わが子だけ先生の指示を聞けずに一人で違うことをしていた、もしくはそういう子が何人かいてて、その子たちと一緒に走り回ったり違うことをしていた、ということがあり、その姿にショックを受けて帰る保護者の方はいらっしゃいます。

そんな場合はどうしたらいいのか…?と迷う保護者の方はいらっしゃると思うのですが、その場合は担任の先生に相談するのがいいと思います。自分自身で悩んでいてもしんどくなるだけですし、その姿がその保育参観の時だけなのか、日常的にそのような姿があるのか、その姿をそのまま見守っていていいのか、というのは集団生活を見ていない保護者からしたらわかりません。保護者はわからなくて当たり前なので、その部分で本人が困っていないのか、本人は困っていなくても先生は注意しないといけないので先生に困り感はないのか、というところを聞いてみた方がいいと思います。

先生への聞き方としては、連絡ノートに心配なことを書いて朝渡すと、連絡ノートに返事をしてくれたり、夕方のお迎えの時に声を掛けて返事をくれたり、必要であれば後日に話し合いを持つ時間を作りましょうかと声を掛けてくれることもあります。聞く内容としては、思ったことや聞きたいことを記載したらいいと思います。保護者の率直な意見や、ショックだったという思いなども、そのままストレートに書く方がいいと思います。別にショックだったことは隠す必要はなく、ショックだったということは、家と集団生活での様子が違うということなので、その違いに保護者が気付いたことは子どもにとってはプラスになると思います。その集団生活で子どもが困っている可能性があり、それをどうサポートしていくかという話を先生とすることできるので、子どもにとってはプラスになります。

私も参観で一度わが子の姿を見てショックだったことがあります。普段からこんな感じなの?それとも今回だけ?と、家に帰って涙したこともあります。担任の先生には、「わが子の姿にショックを受けて、泣いちゃいました…。普段からこんな感じなのでしょうか…?」とストレートに言いました。普段からそうではないと言われましたが、職業柄気になって、心理士の先生に相談したことがあります。

「あの時、相談しておいたらよかった」と過去を振り返って後悔しても時間は戻ってこないので、悩んだときは早めに担任の先生に相談することをお勧めます。

保育園や幼稚園の個人懇談やお迎えの時に声を掛けられたけど、どうしたらいいの?

就園すると、年に2回程、個人懇談があったりします。その時に先生から「こんな姿がありまして…、様子を見ようと思っています」と担任の先生に言われることもあります。また、お迎えの時に「今日こんな姿があって、実は以前からその姿があり様子を見ていたのですが、最近続いているのでお声をかけました。」ということを言われることがあります。

  • 一斉指示が入らずに自分に興味があることをしてしまう
  • 部屋から出て行ってしまう
  • 人との距離感がわからず、他の子が嫌がっていることをやめられない
  • 癇癪を起すと気持ちをたて直すのに時間がかかる
  • すぐにお友達に手が出てしまう

お家でそういう姿がない場合、ショックを受けるかもしれません。家での環境と集団での環境は全く違うので、人がたくさんいることで気持ちが落ち着かなかったり、他の子につられてしまうこともあります。「集団ではそういう姿が見られるけれど、家だとそんな感じはないので大丈夫です」と思う方がいらっしゃいますが、集団生活の中で一人だけ違うことをしていると、先生も困って注意すると思いますし、注意される回数が多くなると子どもの自尊心が削られていくので、良いことはないと思います。クラスが上がると子どもの人数に対して先生の数が少なくなるので、先生のサポートが少なくなり、そうなると頻回に注意されるか、強く注意されるか、そのまま自由に過ごしているかのどれかになります。

先生からお声を掛けられた際に「様子を見ていきましょう」と言われ、もしその場で見通しが持てずに不安で気になるのであれば、「それってどれくらい様子見ていたらいいですか?様子見てるだけで良いですか?なにかした方がいいことってありますか?」と具体的に聞いてみるのもいいかもしれません。私は母子保健の保健師なので、懇談で気になる姿の話を出された時は、ストレートに「心理士さんに相談した方がいいですか?」と聞いていました(担任の先生も私の職業を知っていたので、言いにくいこともあるかと思ってストレートに聞いていました)。

園の先生から「乳幼児健診で相談してみて」と言われることがある

先生から「こういう様子があって…もうすぐ乳幼児健診に行かれますよね?その時に相談してみてください」と言われたら、乳幼児健診で忘れずに相談してください。健診前にそのようにお声を掛けられるということは、客観的に子どもを見てもらう機会があった方がいいということなので、健診の場で相談してください。聞くのを忘れそうな場合は問診票に書いていただけたら助かります。担任の先生から言われて気になって健診まで待ってられない、自分ではない保護者が行って聞けそうにない(親ではなく祖父母などが行く)場合は、事前に保健センターへ相談してください。

保育園や幼稚園が心配していて、それを聞いて保護者も心配している場合は、心理士さんの相談を紹介したりします。保護者の方が心理士さんの相談を希望するのであれば、健診当日に心理士さんの相談があればそちらへ案内したり、後日に再度来てもらって心理士さんの相談へご案内したりします。

保育園や幼稚園で「乳幼児健診で相談してみて」と言われたのであれば、健診後は、できたら保護者の方から早めに先生へ「こんな感じでした~」と翌日の連絡帳にでも返事をしていただけたらありがたいです。先生も心配していたでしょうし、どんな感じで客観的に見られたのか、なにかアドバイスを保護者の方が聞いてこられたのか、それを保育園で子どもに活かすことができるのか、気になっていると思います。なので、

  • 心理士さんの相談に入ったのであれば、わが子がどれくらいの成長をしていて、どういうところが得意で苦手なのか、家や保育園や幼稚園でどんなサポートが必要なのか言われた
  • 心理士さんの相談に入ってないけれど、様子を見ましょうかと言われ、またしばらくして保健センターから連絡が来る
  • 健診で特に何も言われずに終わった

など、特に何も言われなかったとしても、それはそれで保育園や幼稚園で伝えてもらった方が、先生も安心すると思います。

ちなみに心理士さんの相談へ入った際に、最後に「就園先と連携しましょうか?」という話が出てくることがあります。心理士さんが就園先と連携してくれると、子どものどういうところが苦手で、どういう風にその部分をサポートしていったらいいかという話を直接、心理士さんが就園先の先生方としてくれるところもあるので、就園先と連携してもらえるのであれば、是非してもらいましょう。(※市町村によってはやっていないところもあります)

保育園や幼稚園でやっている心理士さんの相談に入ってみないか聞かれることがある

保育園や幼稚園によっては、園が心理士さんを配置していて園児の精神的な発達面の相談を受けていたり、「巡回相談支援」と言って、市町村から心理士さんが就園先に来て、園児の発達面の様子を見に行き、相談に乗るという支援をしていたりします(市町村や就園先によってやっていないこともあります)。「巡回相談支援」は全員が当てはまるものではなく、就園先と保護者の方が合意した上で見に来てもらうものになります。

就園先の心理士さんや、巡回相談支援に相談してみないか?と担任の先生から声を掛けられることもあるかもしれません。その場合は、是非相談を受けてみてください。保健センターで受ける心理士さんの相談とは違って、就園先という集団の場での様子をきちんと見てもらった上でお話をするので、実際に集団生活の中で子どもがどのように困っているのか、どうサポートして行ったらいいのかというのが具体的にわかるので、とてもおススメです。

気になることを言われたら、まず頭に浮かぶのが療育に通った方がいいのか?と考えることもあるけれど…

最近はネットで色々な情報が出ているので、保護者の方のリサーチは素晴らしく、「こういう場合は療育に通った方がいいですか?」と仕事でもプライベートでも聞かれることがあります。みんなすごく調べていらっしゃるのだなぁと思います。

今まで何も保健センターで心理士さんの相談を受けていなくて、病院にも通われたことがない方が急に「療育通いたい!」というのは難しいです。療育を受けるには、「発達に支援が必要」と専門家の方が判断しないとそもそも使うことはできないので、保健センターで心理士さんの相談や医師の診察を受けてない方は「発達に支援が必要」かどうかは評価できません。なので不安な方は一度保健センターに「子どもの発達が気になります」と相談してみるのが、早いと思います。ちなみに発達を診てもらいにクリニックに行かれる方もいらっしゃいますが、子どもの精神発達面は一般の小児科のクリニックでは継続して診るのは難しく、できるクリニックは稀だと思います。最終的に発達を診てもらうのに行きつく先は、総合病院や大学病院だと思うので、一般的なかかりつけを受診すると、そういった大きい病院へ紹介されると思います。

保護者がわが子の成長がどんなものなのかわからないのは当たり前

よく保護者の方が

「ほかの子と比べてわが子が大丈夫なのか、心配」
「一人目なので、子どもがこんなものなのかわからない」

とおっしゃられるのですが、わからなくて当たり前だと思います。きょうだいでも全く性格が違ったり、得意不得意なことろはみんなバラバラなので、わかりにくいと思います。しかもわが子のことになると、客観視できないこともあります。私もよく悩んでいます。悩みすぎるとしんどくなるので、そんな時は周りの専門家の方に、是非聞いてみてください。

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この記事を書いた人

病棟看護師と保育園看護師を数年ずつ経験し、保健師として母子保健分野に足を踏み入れ8年目になりました。
プライベートでは、年子の娘と息子がいる2児の母です☆
保護者のみなさんが、ちょっとでも安心して育児ができるように、情報発信できたら嬉しいです!

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